TECC 2019ご挨拶
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来る2019年12月21日(土)、第2回目のTokyo Endovascular Challenging Conference(TECC)を、東京ベイ・浦安市川医療センターにて開催させていただきます。
ここ数年、DES、DCB、ステントグラフト、そして新しいデザインのステント等、次々と新規デバイスが本邦でも使用可能となりました。
しかしながら、その正しい使用方法を学ぶ機会や、臨床現場で医師が直面する様々な疑問点について議論し、知識・経験を共有する機会は限られています。
全国各地で行われているライブデモンストレーションが、学びの場としてある一定の役割を担っておりますが、一方的な発信で、生じた疑問を解決する手段がないという問題を抱えています。
また、各施設で行われる、小規模ワークショップ形式の会は容易に相互的コミュニケーションが可能であり、この問題をある程度補完する事が可能ですが、最終的に、どのデバイスで病変を仕上げるかに関しては十分な議論がなされず、共催メーカーが販売するデバイスを使用する事が殆どです。
何よりも、本来最も学びの場を求めている忙しい若手医師にとって、臨床の合間を縫ってライブやワークショップに参加する時間を捻出する事が困難であるという事が、最大の問題かもしれません。
これらの問題を解決するために立ち上げたのが、本研究会です。
全国で末梢血管治療に取り組むドクター達が、実臨床に根ざした治療戦略と手技をトップランナーの術者達から学び、またwebコミュニケーションツールを活用して自ら議論に参加することで、今まで以上にライブ参加を通じてスキルを向上させ知識を深めることができます。
Webという、場所と時間の制限を持たない、無限の可能性を持つ媒体を通して技術と知識の発信を行うことで、これまで不可能だった範囲まで、情報の発信、提供が可能となるというメリットがあります。この新しい形の会が、必ずこの業界の情報発信・教育を変える可能性を持つ、と世話人一同、確信しております。
何卒、よろしくお願い申しあげます。
仲間 達也
東京ベイ・浦安市川医療センター