代表幹事ご挨拶

大動脈ステントグラフト研究会は、故打田日出夫先生が創設し、1998年(平成10年)8月8日に第1回を開催いたしました。当時は市販のステントグラフトはなく、参加される先生方も限られており、少人数での和気藹々ではあるが白熱した症例検討がなされ、診療科を超えた貴重な情報交換の場でありました。
その後、吉川公彦先生に代表が引き継がれ、その努力と市販ステントグラフトの普及、参加される先生方の増加により、ますます活気を呈してまいりました。
この状況の中、このたび小生が代表幹事に就任することとなり、身の引き締まる思いです。
本会がステントグラフト治療に関する最新で実践的な情報交換の場となり、また若手の先生方にも積極的にご参加いただき、日常診療に役立つ有意義な会になるよう努めてまいりますので、今後とも宜しくお願いいたします。
なお、第25回大動脈ステントグラフト研究会は、2022年11月5日(土)奈良春日野国際フォーラム 甍 にて、ハイブリッド形式で開催いたします。
今年の当番幹事は市橋成夫先生(奈良県立医科大学 放射線診断・IVR学講座)です。昨年に引き続き、NEXT(Nara Endovascular eXperience and Technology symposium)との併催になります。11月4日(金)・5日(土)午前中まではライブデモンストレーション、ビデオライブによるステントグラフト治療を御供覧いただき、当会では症例検討を通じて活発なdiscussionをお願いできれば幸いです。

大動脈ステントグラフト研究会
代表幹事 阪口 昇二
松原徳洲会病院
大動脈ステントグラフト・血管内治療科