第29回大動脈ステントグラフト研究会
開催概要
- 会期
- 2026年11月7日(土) 13:00〜18:00(予定)
- 会場
- ホテル日航奈良
〒630-8122 奈良県奈良市三条本町8-1 - 当番幹事
- 長谷 聡一郎(川崎幸病院川崎大動脈センター 血管内治療科)
- 開催形式
- 現地およびオンライン
- 併催
- NEXT2026
- 単位取得
- IVR専門医更新単位(5単位)※予定
当番幹事ご挨拶

第29回大動脈ステントグラフト研究会を、2026年11月7日(土)にホテル日航奈良とWebのハイブリッド形式で開催させていただきます。
本邦の大動脈ステントグラフト治療の歴史を紐解きますと、限られた施設で自作デバイスによる治療が行われていた時代を経て、2006年に企業製EVARデバイス、2008年には企業製TEVARデバイスが相次いで保険収載されたことで、その普及は急速に加速いたしました。以後、本研究会をはじめとする学術活動の隆盛により多数の知見が共有され、2017年には、実臨床における10年間の貴重な経験を集積した『ステントグラフトの大技・小技』(メディカルビュー社)が上梓されました。同書は技術解説のみならず、治療成績やトラブルシューティングまでを網羅した画期的な一冊でしたが、出版からさらにおよそ10年の歳月を経て、新たな知見や技術の進歩が目覚ましく、今まさにその内容を拡充・深化させるべき時期を迎えております。
そこで本研究会では、「ステントグラフトの真髄:大技・小技 2026」と銘打ち、臨床現場で直面する諸課題を打破するための具体的かつ高度な術式に焦点を当てたいと考えております。具体的には、「TEVAR/EVARにおける中枢ランディングゾーンへの精緻な留置戦略」、「EVAR術前側枝塞栓術における至高のTips」、そして「標準治療としての地位を確立しつつある大動脈解離への血管内治療の現状と展開」など、手技の細部にまで踏み込んだ議論を展開いたします。各施設で即座に応用可能な、汎用性と再現性の高い「技」を徹底的に掘り下げることで、本領域のさらなる発展に寄与する有意義なディスカッションを目指してまいる所存です。
また特別講演は、当施設より川崎幸病院川崎大動脈センター長の大島晋先生をお招きし、「Malperfusionを伴った急性A型大動脈解離に対するハイブリッド治療」をテーマにご講演いただきます。大島先生は大動脈外科領域において比肩なき症例数と治療成績を誇る、日本を代表する外科医のお一人です。直視下手術の真髄を知り尽くされた先生だからこそ語り得る、低侵襲治療の真価とその限界、そして可能性についてのご知見は、我々が明日からの臨床に向き合う上での確固たる指針となると確信しております。
各施設における珠玉の経験を分かち合い、ステントグラフト治療の未来を共に語り合う。そんな実り多き時間を、紅葉に染まる大和の地で皆様と過ごせますことを、衷心よりお待ち申し上げております。
第29回大動脈ステントグラフト研究会
当番幹事 長谷 聡一郎
川崎幸病院川崎大動脈センター 血管内治療科
