第27回大動脈ステントグラフト研究会
開催概要
ご挨拶
伝統ある第27回大動脈ステントグラフト研究会を、2024年11月9日土曜日にハイブリッド形式で開催させていただきます。
本会では大動脈ステントグラフト治療に関する症例提示をいただき、忌憚なく熱いディスカッションが展開されます。2006年に企業製デバイスが薬事承認されて以来、多くの困難症例の成功・失敗例や手技の工夫などが発表され、本邦での大動脈ステントグラフト治療の発展に大きく貢献してきました。今回も多数の演題をご応募頂けることを期待しております。
今回の研究会では「緊急ステントグラフト」のセッションを設けたいと思います。瘤破裂や解離、損傷など、緊急症例に対するステントグラフト治療の有用性は今更言うまでもありませんが、私自身がこの領域に深く携わり続けてきたきっかけは、以前に勤務していた救急色の濃い病院でのステントグラフト治療の経験からです。当時はハンドメイド・カスタムメイドデバイスでの運用で色々と苦労しながらも、経験した症例はかけがいのないものであり、20年たった今でも緊急症例への思いが色あせることはありません。我々ステントグラフト治療に携わる医師にとって、モチベーションを新たに高める機会になると考えています。
とは言え、あくまで演題をご選択いただく一助となればとのテーマ設定ですので、広く気軽な気持ちで是非演題をご応募下さい。秋の紅葉美しい奈良で先生方とお会いできるのを楽しみにしております。
第27回大動脈ステントグラフト研究会
当番幹事 山口 雅人
神戸大学医学部附属病院 放射線診断・IVR科