研究活動
大動脈疾患ならびに末梢動脈疾患の診療に関する多施設共同実態調査 (REAL-WORLD研究)
REtrospective multicentre AnaLysis of patients With aORtic and peripheraL arterial Disease
目的と意義
本邦における大動脈疾患または末梢動脈疾患に対する診療の実態や予後の実態、ならびにそれらの関連因子を明らかにすることである。診療や予後の実態が明らかになることで、これまで日常診療の中で行なわれてきた本疾患の管理戦略を科学的に見直すことができる。さらに、管理方法や予後との関連因子を探索的に調査し、どのような特徴を有する患者が診療の恩恵をより大きく被っているのかが明らかとなることで、効果的な疾患管理戦略を見出せる可能性がある。また、今後、新しい管理戦略が開発されたとき、本研究は従来治療の成績を反映する対照データとして重要な情報を提供することができる。
背景
大動脈疾患および末梢動脈疾患は脳血管障害、冠動脈疾患と並ぶ主要な血管疾患である。しかし、その予後や、具体的な管理方法については十分なエビデンスが確立しているとは言い難く、実臨床では、その診療は、各施設、主治医の裁量に委ねられている部分も大きいのが実状である。
研究デザイン
多施設後ろ向き観察研究
研究期間
研究実施期間は実施承認後から2025年12月 |
研究の実施体制
研究代表者
曽我 芳光
小倉記念病院 循環器内科
飯田 修
関西労災病院 循環器内科
研究参加機関および研究責任者
- 曽我 芳光
- 小倉記念病院 循環器内科
- 飯田 修
- 関西労災病院 循環器内科
- 川﨑 大三
- 森之宮病院 循環器内科
- 山内 靖隆
- 総合高津中央病院 循環器内科
- 本江 純子
- 菊名記念病院 循環器内科
- 鈴木 健之
- 東京都済生会中央病院 循環器内科
- 田中 綾紀子
- 仙台厚生病院 循環器内科
- 平野 敬典
- 済生会横浜市東部病院 循環器内科
- 越田 亮司
- 時計台記念病院 循環器内科
- 鴨井 大典
- 名古屋共立病院 循環器内科
- 田崎 淳一
- 京都大学医学部附属病院 循環器内科
- 東谷 迪昭
- 東京医科大学茨城医療センター 循環器内科
- 新谷 嘉章
- 新古賀病院 循環器内科
- 山岡 輝年
- 松山赤十字病院 血管外科
- 末松 延裕
- 済生会福岡総合病院 循環器内科
- 土谷 武嗣
- 金沢医科大学病院 循環器内科
- 宮下 裕介
- 長野赤十字病院 循環器内科
- 篠崎 法彦
- 東海大学医学部付属病院 循環器内科
- 高橋 大
- 山形大学医学部附属病院 循環器内科
- 宇都宮 誠
- 東京労災病院 循環器内科
- 藤原 昌彦
- 岸和田徳洲会病院 循環器内科
- 赤堀 宏州
- 兵庫医科大学 循環器内科
- 堺 浩二
- 福岡赤十字病院 循環器内科
- 田中 悌史
- 榊原記念病院 循環器内科
- 三浦 崇
- 信州大学医学部 循環器内科学
- 登坂 淳
- 河北総合病院 循環器科
- 上月 周
- 大阪府済生会中津病院 循環器内科
- 佐々木 伸也
- 坂総合病院 循環器科
- 高原 充佳
- 大阪大学大学院医学系研究科 糖尿病病態医療学寄附講座