研究活動
重症虚血肢患者に対して薬剤溶出性バルーンを用いた血管内治療後のレジストリー研究 (RADISH研究)
Roles of Angioplasty with Drug-coated balloon for chronic ISchemia in wound Healing
研究の背景、目的
近年の高齢化および食生活の欧米化に伴う生活習慣病罹患者数の増加により、末梢動脈疾患(以下PAD: peripheral artery disease)の最重症型である重症虚血肢(以下CLI:critical limb ischemia)患者も増加している。PADに対する血管内治療 (以下EVT: endovascular therapy)は、安全かつ有効性の高い治療として急速に普及しており、2018年1月より薬剤溶出性バルーン(以下DCB: drug-coated balloon)が浅大腿動脈病変に対して本邦で使用可能となった。しかしながら、実臨床現場におけるCLI患者に対してのDCB併用下でのEVT長期予後、および予後に関連する因子の詳細な検討は限られている。本研究は、DCB併用下でのEVTを施行したCLI患者を対象に、術後経過について後ろ向きにデータ収集を行い、データベースを構築し、病態、治療効果、予後について検討することを目的としたレジストリー研究である。
研究デザイン
多施設後ろ向き観察研究
研究期間
研究期間 | :2018年1月7日〜2022年12月31日 |
研究の実施体制
研究責任者
飯田 修
独立行政法人 労働者健康安全機構 関西労災病院
循環器内科 副部長
畑 陽介
独立行政法人 労働者健康安全機構 関西労災病院
循環器内科
副責任者
曽我 芳光
一般財団法人 平成紫川会 小倉記念病院
循環器内科 部長
伊東 伸洋
一般財団法人 平成紫川会 小倉記念病院
循環器内科
データマネージャー
- 飯田 修
- 関西労災病院 循環器内科
- 畑 陽介
- 関西労災病院 循環器内科
研究参加施設および研究責任者(順不同)
- 01. 畑 陽介
- 関西労災病院 循環器内科
- 02. 伊東 伸洋
- 小倉記念病院 循環器内科
- 03. 上月 周
- 大阪府済生会中津病院 循環器内科
- 04. 川﨑 大三
- 森之宮病院 循環器内科
- 05. 藤原 昌彦
- 岸和田徳洲会病院 循環器科
参考文献
- 1) Tepe G, et al. New Engl J Med 2008;358:689-699.
- 2) Schmidt A, et al. JACC Cardiovasc Interv 2016;9:715-724.
発表論文
準備中