研究活動
大腿膝窩動脈疾患に対する血管内治療の多施設共同実態調査 (MAYONNAISE研究)
目的と意義
本邦における大腿膝窩動脈に対する血管内治療の実態や予後の実態、ならびにそれらの関連因子を明らかにすることである。治療や予後の実態が明らかになることで、これまで日常診療の中で行なわれてきた本疾患の管理戦略を科学的に見直すことができる。さらに、管理方法や予後との関連因子を探索的に調査し、どのような特徴を有する患者が治療の恩恵をより大きく被っているのかが明らかとなることで、効果的な疾患管理戦略を見出せる可能性がある。また、今後、新しい管理戦略が開発されたとき、本研究は従来治療の成績を反映する対照データとして重要な情報を提供することができる。
背景
末梢動脈疾患は脳血管障害、冠動脈疾患と並ぶ主要な血管疾患であり、血行再建術として血管内治療が広く行われるようになっている。しかし、その予後や、具体的な管理方法については十分なエビデンスが確立しているとは言い難く、その中で大腿膝窩動脈領域の血管内治療においては、実臨床で、各施設、主治医の裁量に委ねられている部分も大きいのが実状である。
研究デザイン
多施設後ろ向き観察研究
研究期間及び目標症例数
研究期間 | :研究実施期間は実施承認後から2022年6月 |
研究の実施体制
研究代表者
曽我 芳光
小倉記念病院 循環器内科 部長
研究事務局
- 曽我 芳光
- 小倉記念病院 循環器内科 部長
データマネージャー
- 平森 誠一
- 小倉記念病院 循環器内科 副部長
統計解析責任者
- 高原 充佳
- 大阪大学大学院医学系研究科 糖尿病病態医療学 寄附講座助教
研究参加機関および研究責任者(順不同)
- 01. 平森 誠一
- 小倉記念病院 循環器内科
- 02. 飯田 修
- 関西労災病院 循環器内科
- 03. 朴澤 耕司
- 新東京病院 循環器内科
- 04. 川崎 大三
- 森ノ宮病院 循環器内科
- 05. 平野 敬典
- 横浜東部病院 循環器内科
- 06. 浦澤 一史
- 時計台記念病院 循環器内科
- 07. 山内 靖隆
- 高津総合病院 循環器内科
- 08. 土谷 武嗣
- 金沢医科大学病院 循環器内科
- 09. 宮下 祐介
- 長野赤十字病院 循環器内科
- 10. 山岡 輝年
- 松山赤十字病院 血管外科
- 11. 鈴木 健之
- 済生会中央病院 循環器内科
- 12. 馬崎 徹
- JCHO神戸中央病院 循環器内科
- 13. 末松 延裕
- 済生会福岡総合病院 循環器内科
- 14. 新谷 嘉章
- 新古賀病院 循環器内科
- 15. 藤原 昌彦
- 岸和田徳洲会病院 循環器内科
- 16. 早川 直樹
- 国保旭中央病院 循環器内科
- 17. 登坂 淳
- 河北総合病院 循環器内科
- 18. 土井尻 達記
- 大和成和病院 循環器内科
- 19. 三浦 崇
- 信州大学医学部附属病院 循環器内科
- 20. 谷口 将人
- 福山循環器病院 循環器内科
- 21. 小島 帯
- 岐阜県総合医療センター 循環器内科
- 22. 仲里 淳
- 沖縄県立中部病院 循環器内科
- 23. 相原 英明
- つくばメディカルセンター病院 循環器内科
- 24. 榎本 操一郎
- 天理よろず相談所病院 循環器内科
- 25. 野口 将彦
- 東京ベイクリニック 循環器内科
- 26. 村田 直隆
- 東京医科大学付属病院 循環器内科
- 27. 小林 洋平
- 大阪赤十字病院 循環器内科
- 28. 寺村 真範
- 一宮西病院 循環器内科
- 29. 市橋 敬
- 一宮西病院 循環器内科
- 30. 辛島 詠士
- 下関市立市民病院 循環器内科
- 31. 徳山 榮男
- かわぐち心臓呼吸器病院 循環器内科
発表論文
準備中