ご挨拶
このたび、第64回日本神経眼科学会総会を2026年11月26日(木)・27日(金)の2日間、横浜にて開催いたします。例年は週末開催が多い本総会ですが、今回は平日の開催となります。会期中はぜひ学会にご参加いただき、終了後の週末には横浜の街の散策もお楽しみいただければ幸いです。
今回の総会テーマは『多領域融合』といたしました。近年の神経疾患診療では、診断や治療において他科との連携が不可欠となる症例が増え、単一の診療科のみで完結することが困難となってきています。このため多分野・多領域の専門医が協力し、それぞれの視点から課題を検討しつつ最善の診療のあり方を模索することが一層重要になると考えられます。そのような思いを『多領域融合』という言葉に込めました。文部科学省のホームページにおいても『多領域融合』」は、異分野の研究者が協働し、異なる視点や技術を融合させることで、新たな発見や従来の枠組みを超えたブレイクスルーの創出を目指す取り組みとして紹介されています。本総会のテーマも、まさに現在の医療・研究の潮流に即したものと考えております。
プログラムでは、眼科疾患にとどまらず、眼科的症状を呈する幅広い神経疾患を取り上げます。脳卒中、多発性硬化症、視神経脊髄炎スペクトラム障害、MOG関連疾患、重症筋無力症に加え、近年、画期的な治療薬が上市され話題の代謝性疾患である甲状腺眼症、片頭痛に伴う光過敏や羞明、さらには認知症疾患やパーキンソン病における色覚異常など、神経疾患に伴う多彩な眼科的症状について各種セミナーを含め、幅広く取り上げる予定です。活発な発表と議論の場を確保するため、本総会では3会場でのプログラム展開を予定しております。
また、一般口演、相談症例、共催セミナー、シンポジウム、認定講習会といった恒例プログラムに加え、今回はメディカルスタッフ向けセッションを拡充し、医師のみならず、メディカルスタッフの皆様にも神経眼科領域への理解と関心を深めて頂けるよう企画しております。さらに新たな試みとして教育レクチャーを設け、脳神経内科および眼科それぞれの分野のエキスパートの先生方に、基礎から臨床までを体系的にご講義頂くほか、産業医講習会も予定しております。多領域の知識を本総会で学ぶことで日常診療に役立てて頂ければ幸いです。
本総会はこれまで眼科領域の先生方やメディカルスタッフの皆様の参加が多い傾向にありましたが、今回は数少ない脳神経内科主催の総会でもあり脳神経内科の先生方にも神経眼科の魅力を「見て・聞いて・学んで」いただき、関心を持ってご参加いただきたいと考えております。その一環として、2026年5月に開催予定の第66回日本神経学会学術大会において、本学会を紹介するシンポジウムセッションが設けられることとなっており、脳神経内科医の皆様に神経眼科の活動を広く知っていただく機会としたいと考えております。
繰り返しになりますが、会場は横浜中華街の入口に位置するロイヤルホールヨコハマです。夜の横浜もぜひお楽しみいただきながら、脳神経内科・眼科に加え、脳神経外科、代謝内科、腎臓内科、耳鼻咽喉科、精神科など多分野・多領域の先生方、そしてメディカルスタッフの皆様とともに、これまで以上に活気ある総会を目指しております。ぜひ今から2026年11月26日(木)・27日(金)のご予定を確保ください。医局員一同、皆様をお迎えする準備を進めており、総会で皆様とお会いできることを楽しみにしております。

会長
秋山 久尚
聖マリアンナ医科大学 脳神経内科学

副会長
北岡 康史
聖マリアンナ医科大学 眼科学